東横サミット
東急で働いている人って「とうやこ」って言おうとしても反射的に「とうよこ」になっちゃうらしいですね。何人かが「空耳じゃなくて本当にそう言ってた」と証言しています。普段から東急線(目黒線ですが)を使ってる身ですが聞き逃しました。
さて、当の洞爺湖サミットに関連してですが、最近こんな本を買いました。
(下のやつは物足りなさを感じて何となく入れてみただけです。)これ読んでると、何かあれ意味があったのかなって思えてきました。サミットでの合意が今後50年間で二酸化炭素の排出量を50%削減するってやつでしたっけ。無駄無駄。
今までの流れで分かったと思いますが、今回は「エコについて考える」記事の2本目です。そう言うとすぐ地球温暖化がどうとか二酸化炭素の排出量がどうとかの話に繋がる今日この頃ですが、私がそんな考えの持ち主ならあんな本は買いません。ていうか元々同じネタで2つも記事を書くつもりは無かったんですが、前回の記事を書いた矢先にこの本を見つけたんで、買った上に記事にもしてしまいました。私の主張と基本的に同類の上に科学的な見地の上に立って合理的な主張をするとはさすが東工大教授。いや全面的に同意する訳でもないんですけど。詳しい事は追記にします。
本の内容としては、結論から言えばマスメディアと政治家自重しろということです。筆者は東工大の理工学研究科地球惑星科学専攻の教授で、古気候や気象学にも詳しく、IPCC (気候変動に関する政府間パネル) とは別に独自のデータを用いて地球環境について論じています。それによると、地球の気温は大体13万年くらいの周期で現在を基準にすると-8〜+2℃くらいの間を周期的に変動しており、ここ100年くらいで気温が2℃くらい上昇したところで騒ぐようなことじゃないということ。地球の気温を変える要因は宇宙線の照射量や地磁気の強度、太陽の活発度、火山活動、さらには地球の公転における歳差運動の影響など多岐にわたり、二酸化炭素の温室効果は微々たるものだということ。そして、これらの最近のデータを総合するとむしろ今後数十年で地球は寒冷化に向かうということ。それ以前に、地球温暖化より重大な環境問題、具体的には大気や水質の化学的汚染や、爆発的な人口増加による「2020年問題」(このリンク先さっきの本と似たようなこと書いてあるけど生物多様性研究会って誰だ?)などが目の前に迫っているのにそれには気づかず、もしくは気づいていてわざと無視する政府の対策はいかがなものかということ、などです。他にも様々な面から環境問題について論じており、かなり興味深い1冊でした。
私の感想としては、論拠はいいとして結論には大賛成です。この本、結構同じこと繰り返してる上に筆者の個人的都合も結構入ってるんで、全面的に賛成するという訳にもいきませんね。筆者自身、IPCCのデータについてですが「絶対的なものとして頭から信じることは非常に危険だ」と述べてますし。地球が寒冷化に向かうというのもにわかには信じがたい話です。ただ、こんだけ温暖化を食い止めろーとか騒いでる世の中を見ると、この人たち気球が寒冷化したらどう責任とってくれるんだろうと思えてきて、むしろ地球に寒冷化してほしいですね。本のデータからすると、今後地球の気温が下がっていくという考えも自然だと思います。
この本がいいと思ったのは、「だから二酸化炭素はどんどん排出しても構わない」という結論になっていないところです(ちなみに私は化学でもないのに「CO2」という書き方をするのが嫌いなんでいちいち「二酸化炭素」と書いています)。目的は間違っているにせよ、二酸化炭素を排出しない、すなわち化石燃料を使用しない社会を目指すのは歓迎すべきことだと述べています。ただし、その本来の目的に気づかないと本当の問題が手遅れになります。二酸化炭素さえ削減すればオールオッケーみたいな今の流れは非常に危険です。むしろ何の解決にもなりません。二酸化炭素より人口を削減する方が先じゃないですか、ということです。ちなみにこの筆者、大学の授業でも宇宙地球科学という科目にも関わらずテストは2020年問題の話がメインだったという噂です。人一倍心配しているということでしょう。
私が賛成しているのは、現在人類が直面している問題に対するメディアと政府の在り方を疑問視している筆者の姿勢です。前述の「二酸化炭素さえ削減すればオールオッケー」という今の流れを作ったのはアル・ゴア初め政治家とメディアだと断言した上で、もっと他にやることあるのに二酸化炭素の削減とかいって政府何やってんだ、みたいなことも言っています。地球温暖化にしても、考えてみれば全地球規模での気候変動というスケールの大きい現象が二酸化炭素一人で引き起こされたというのも実に不自然な話なのにそんなことも報道しないメディアは存在意義を間違っていないかとも言っています。これには全面的に賛成ですね。メディアって環境問題を解決する気ゼロですよね。地球温暖化も単なる「現象」であって「問題」ではないんです。それを問題とか言っちゃってる時点でもうね。たまに貧困問題を特集している番組とかも見ますが、その原因である人口爆発について述べている番組は見たことありませんね。みんな子供生み過ぎなんですよ。金もなくなって当然だと思うんですが。前回も言いましたが、要は視聴率とりたいだけなんですよ。
真実はいつも一つですが、その見せ方は無数にあります。特に環境問題ともなると科学的事実の上に政治的要因や見せる側の商売など様々な要因が絡むので、もはや真実とは呼べないような状況も生まれてきます。特定の主張に盲目的に従うのではなく、主張は参考にする程度にしてはっきりと自分の意見を持てる人が増えてもらいたいものです。そうすれば事実を歪める連中もいなくなり、環境問題の解決への正しい道も見えてくるというものです。
最後に、この本で私の将来の進路に対する考えが多少変わったことも書いておきます。環境問題は解決したい人がすればいいさと思ってましたが、以前の目的であったプログラミングの精通を達成したところで人類が滅亡したら意味がないですからね。ただし転類とか政治家になるとかじゃなくて、あくまで計算機技術者として貢献できることを探したいと思います。環境問題を解決するには最新のテクノロジーが、そして最新のテクノロジーにはコンピューターが必要不可欠ですからね。それだけの教育を受けられる環境にいるんですから、有効活用したいと思います。
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